おうちの話・とにかく情報を仕入れる

「おうち建てたいなあ」と考えたならば、思い立ったが吉日とばかりに情報収集にいそしんだほうが良い。これは数回前のエントリでも述べた「建てたいときが買い時(建て時)」に通じる。
実際、本格的に建てたいと思ってから動き出してからは情報収集が追い付かないような気がする。鉄は熱いうちに打て、ではないが、とにかく思い立ったらビーンとアンテナを張るようにするのだ。
だけどこれは市販の情報誌を買えってことじゃない。今はお金を払わなくても有益な情報はいくらでも転がっている。まずはインターネットだ。必ずしも正しい情報だけ溢れているわけではないが、多種多様な情報が得られるのは大きな魅力である。
たとえばSUUMOだとか、ハウジングナビとか。検索ワードに「ハウスメーカー 比較」とか入れればそれなりのサイトに行きつく。
また、2chなどのインターネット掲示板も活用したい。こちらでいえばたとえば「家を建てた奥様より家を建てる奥様へ」スレは奥様のバイブル的な良スレらしい。
まだ、「できれば家を建てたいな〜」くらいの状況だったら、べつに注文住宅に絞らないで、マンションとか中古物件も併せて見ても良いと思う。住宅情報はいっしょくたで紹介されることもままあるからだ。で、インターネットの他になにがあるかというと、本屋で買わなくても、駅改札口近辺にある無料の情報誌でもそれなりに情報は入る。内容は薄いが、何号も見ていればけっこうな情報を仕入れることが出来る。市販の情報誌はある程度方向性がついてきてからにしたい。(もちろん湯水のごとくお金があれば気にしなくてもいいが…そういう節約意識がより良い家を建てる素地になるものと私は思う)
ただ、気をつけなくてはいけないのは、良いことばかりに目を向けてはいけないということ。売りたい立場からすれば、それは良い情報しか基本的には載せてない。

「憧れのオープンキッチンが♪」
 →でも、実際は全体的に狭い。など。
「都心まで5分♪」
 →でも、ずっと急勾配。など。
「月々5万円でラクラク返済♪」
 →あくまで35年変動金利1%での話。上昇リスクがある。など

喧伝していることに裏が必ずあって、そこを読み取れるようにならないとだめだ。綺麗な写真やイラストが乗っているのに、実際に現地にいくと寂しい風景だったり、むしろ全然違う風景だったりする可能性もある。何事も鵜呑みにしてはならない。最低限信じていいのは、誌面で、小さく載せている箇所。ここに真実がある。
よくよく見ると、「南側に高圧線鉄塔があります」とか本当に小さく隅っこに書いていたりする(笑)。でかいフォントの部分を見るんではなくて、小さいほうこそ目をこらして見てもらいたいと思う。