断熱材

展示場にあるハウスメーカーのモデルハウスなどに入ると、各部屋の造りや構造の話をされるんですけど、だいたいのところは断熱の話もしてくる。
昔ながらの古いおうちですと、断熱材などはまるで入って無くて風がスースー通って夏はそこそこ良い(まぁ熱風も通るが)んだけど、冬はものすごく寒くなる。朝起きたら床が冷たくなって大変な思いをする。
気密性能や断熱性能は、こうした外からの熱を遮断するための性能で、大きくその役割を担うのが「断熱材」だ。
ま、もっと詳細な説明は専門的な人の話を聞いてもらうとして(笑)
単純に断熱材のあるなしと言っても、実は各ハウスメーカーの標準仕様だけ見ても細かく違っている。あるところは90mm厚だったり。また、あるところは75mm厚だったり。材質もグラスウール、ロックウール、発泡系のものなど様々。
このあたりも専門的な人の話を聞いてもらうとして(二度目)
うちの場合は、ロックウールの55mm厚が標準仕様で、居住地域も温暖なところだから必要十分な断熱性能を発揮してくれるとは思ったけれど、2010年は「住宅版エコポイント制度」という制度があって、それに頂くにあたり適合させるために厚くする必要があった。
どういうことかと言うと、上記の住宅エコポイント制度は「うちの住宅はエコなんですよ」というところに対して、最大30万ポイント(新築の場合は30万ポイント、リフォームの場合は条件によりけり)貰えるんですね。で、その基準というか貰うために証明が必要になる。それが「エコポイント対象住宅証明書」だったり、「フラット35S適合証明書」だったりするわけ。
詳細は、住宅エコポイントの概要を参照。
それで、うちの場合は元々ローンを組むにあたり、金利優遇措置のある「フラット35S」に照準を当てていたため、追加で省エネルギー等級4の適合を受けることにより基準をクリアしたのでした。エコ万歳。
実はこれを追加仕様とした副産物で機械式の24時間換気システムも付けることなって、その差額が30万円ということだったので、エコポイントとトントンなんですよね。
まぁ…住宅の性能が上がるから良いんじゃないかと…。

それで、施工前にどでーんと置かれていた断熱材がこれ。

なんか体育館にある太めのマットレスにしか見えなくもないが…施工してみるとこんな具合になる。

って、実は、最初の写真が一階床用で、二枚目の写真は外壁廻り用だったりするんですが、なんとなくのイメージで補完してください…。
ちなみに取付けたものは、パラマウント硝子工業さんの一品で、外壁廻りが「ハウスロンEQS」の105mm厚、一階床が「露断204プレミア」の80mm厚。後者のは名前がちょっとアレですが、性能はきっと折り紙付き。

ただ、高気密・高断熱にしたのはいいけど、熱がこもって逃げていかないという弊害もあるらしい。なんでも良いってわけじゃないからね。
こればかりは住んでみないことには感じはまったく分からないので、この評価も後日ということで…。