専門家によると富士山噴火の兆候は無しとのこと

富士山「噴火兆候なし」 予知連、箱根山と焼岳も(産経)
3.11大震災、その後に続く各地での余震。22日においても東京では何度も余震が感じられた。とても終息に向かっているようには思えない。
まして、この間などは静岡県富士宮市震度6強と、震度としては阪神大震災クラスのものが襲った。幸いにも、揺れた地域が限定的にで、しかも日頃から東海地震に対する備えがしっかりしてる地域なので、びっくりするほど被害が軽微だった。(とはいえゼロではなかったので被害に遭われた方におかえれたお見舞い申し上げます)
富士宮といえば富士山の南。折しも、富士山麓の湧き水がこのところ少なくなっただの、熱海の温泉が濁るようになっただの、何かしら「変化」が見られるようになっていたから、すわ!富士山噴火までくるのか!と戦々恐々としていた。
富士山の噴火というと、平安時代以降だと、まず延暦の噴火(800年)がある。そして間隔が短いが、貞観の噴火(864年)。
そして大噴火として名高い宝永の大噴火があって、これは江戸時代中期、1707年に始まった大きな噴火活動である。この影響で江戸の地にはかなりの降灰があったと記録されている。
また、気になる記録としては「大噴火の前に大きな地震があった」というものがある。この大きな地震というのは、東海・南海地域での地震であったらしく、現在もそう遠くない将来に可能性が高いと指摘されている地域である。3.11に起きた地震との関連性がどこまであるかわからないし、その後やたらとあちこちで活発化した地震活動が何を意味しているのかは専門家に任せるほか無い。
我々としては、きっとあるものとして警戒するしかない。