デジタルフォトフレームについて

以前はあまり興味を示さなかったのに、ふと興味が沸いてくるものがある。多くの場合、自分にとって不要であるからという理由になるのであろうが、中には満足できうる用件をようやく満たしてきたからというものがある。
今回の話は後者のほうで、具体的にいうと他でもなく「デジタルフォトフレーム」というやつだ。
その存在はけっこう前から知ってはいた。それなりに大きなヨドバシカメラなどには前から置いていたからだ。フォトフレームもデジタル化の時代か…。インテリアとしてスライドショーを映させるのはけっこう良いかも。いやいや、良い写真はそれなりに大きな写真にして、飾れば済むことでは?電子機器にすれば壊れることもあるだろうし、だいたい電気代がかかる。そんなことだけ思って歳月が流れたわけで、2008年はようやくというかデジタルフォトフレームがささやかなブームなのだとか。去年と比べて3倍以上は売れているのだという。
買って自分で楽しむということはもちろん、データを入れて贈答用にという需要もあるらしい。PC環境の無い親に送るなどするらしい。業務用にも何かと使えるし、需要として最低限の価値はあるものだけに、これからどこまで底上げが出来るかが注目となる。ちなみに検討した機種は以下。このあたり。

Transcend デジタルフォトフレーム T.photo 710 TS1GPF710

Transcend デジタルフォトフレーム T.photo 710 TS1GPF710

ソニー デジタルフォトフレーム V700 ブラック DPF-V700

ソニー デジタルフォトフレーム V700 ブラック DPF-V700

実がびっくりするほどいろんなメーカー、しかもマイナーメーカーから出てて、いかにこの業界が混沌としているかが垣間見れたりもするのだが、デザイン・機能を考えたらやはりソニー製に落ち着いてしまいそうだ。こういうのって、エプソンが好きそうなのに、出してないのは、将来性が無いって踏んでるのだろうか。あるいはデジタルうんちゃらじゃなくてちゃんと印刷して飾れよっていうプリンタメーカーとしての意地なのか。その点ではキヤノンも同じかもしれない。
大量の写真を有効活用するには確かに良い、また、部屋壁に飾れば良いインテリアとなると思う。
しかし結局は、「壁掛け対応の機種が少ない」「スタイリッシュに纏めたいものの、どうしても電源コードを這わせる必要があるため、美しくない」ということで今回の購入はパスとなった。
要するに「これ!」というものがないのだ。個人的には壁掛けに特化し、且つ電源いらずのものがあれば即買いする。まぁ充電池対応のモデルもあるにはあるのだが…、わずか3時間しかもたなかったりする。音楽機能やその他機能ははっきりいっていらない。スライドショーしてくれれば十分だ。この辺は他メーカーとの差異を見せ付けたいだろうから難しいのだろうけど、それで無駄に電気を食っているようならばいらない。
正直、つけっ放しにするような使い方でAC電源じゃないのは、今の段階ではありえないってことか。ようやく実用化の目処がたってきた電子ペーパーに期待するほかないのかもしれない。