塩尻峠はじつは通ったことがないんだよね


今日の大河ドラマの肝といえば、何といっても小笠原長時と高遠さんのやり取りに尽きる。見事な悪役コンビ。いくら今回の大河ドラマが演技派で固めてるからって、こいつらの演技の調子の乗り方が酷かった。が、面白かった。敗戦、重臣の討ち死で物語が重苦しくなっているところに、ああいったコミカルなところを出してくるとはさすがに日曜20時台という優しくあるべき時間帯に配慮しているなと感じた。実際のところ、武田はキラ星のごとき良質の人物が次々と出てくるので、ゲームなんかでは板垣や甘利は割と閑職に回されるか捨て駒みたいに扱われることが多い。こういった武将に陽が当てられるのは嬉しい限りじゃ…。そして小笠原長時なんて、ドラマではあんなんだけど非常に格式のある家柄。礼法・弓術を司る小笠原流の宗家で、前にも後にも権力者には重用されていた。しかし乱世には弱いんだよね。これは仕方ない。
次回予告で次はそろそろ長尾景虎みたいになってた。史実では村上義清にまだまだ苦しめられるはずなんだが…。