男子にもセクハラ対策が

今年の4月にひっそりと改正雇用機会均等法が施行されたらしいということはかすかに知っていたが、どうせ女性への不平等の是正とかだろうと無視していたらそうでもなかったと言う話。最近、というか今日知った。

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/kaiseidanjo/

もちろん、女性労働に関する規定は盛り込まれている。妊娠を理由に退職を迫ったりするのは厳しく取り締まられる。だが、注目したいのはやはり男性についての改正が多いなということだ。というのは例えば「男性へのセクハラ」も禁止規定に盛り込まれたことだろう。これまでは女性についてのみであった。これにてセクハラそのものを全面的に禁止する法律となったわけだ。確かに考えてみればおかしな話だった。まぁ男性へのセクハラ件数が多いとは思えないが…。

この法律の意図するところは“性別による差別を禁止する法律"というところであって、けして女性の為だけの法律ではないということだ。男性であるということを理由に不採用したり、間接差別(170cmは駄目とか)も禁止事項となっている。企業もいろいろ都合があると思うが、ここまで法律が充実していくかたわら、どこかでひずみが生まれてきそうですな。

とはいえ、こんなことよりも地方公務員なんかの試験で、成績が良くても、面接でがんばっても、結局縁故で採用が決められちゃう実態もなんとかしたほうがいいんじゃないの?と思う。
前に友人が果敢に受けてたけど、面接で(他の面接者に女性がいるのに)当人が聞いたところによれば「女性は採用しないことになっているんだけどね」ということだったらしい。ならば面接まで進めさせるなよと。

天下りもセクハラも確かに問題だけど、足元の問題も解決してほしいもんだ。そんな温いことばっかやってるもんだから、昨年8月に福岡で起こった今林大みたいなロクデナシが公務員様としてのうのうと社会にはびこることになる。危険運転、幼児3人を殺しておいて「前の車が急ブレーキをかけた」との最近の供述。反省はないね。とっとと死刑判決か、壮年まで出て来れないようにしてほしい。残された家族の近所に住んでいる知人がいるが、その家族は事故後、生ける屍のようになっているらしい。裁判を闘うのも尋常な痛みではないだろう。もう、あんまり取り上げられなくなって、これはちょっと残念。
与えるべきところに罰を。不平等はけしからんが、過保護も国民にとっては毒だ。