台風9号がやってくるね

台風銀座で育った私としましては、台風の直撃を受けるなんてことは極めて当たり前のことです。信号機が消える、道路に家(!)が飛んでくる、とかは当たり前のことだったのです。
しかし悲しいかな、離島とか僻地の被害はイマイチちゃんとマスコミで扱ってもらえません。父島とか先島諸島とかも人は住んでるんだぞ(島育ちではないですけど)。とはいうもののドライな視点から見れば、関東に直撃というのは人的被害や経済被害が最も高くなるわけだから扱いが大きくなるのもわかる。いま現在だとNHKだけずっと台風情報やってますな。そのNHKでこれまで関東を襲った台風についてやっていたので、自身が味わった台風について回顧してみた。
そうするとやはり頭に浮かぶのが台風19号なんですよね。あと台風13号
台風19号は1991年に九州、中国地方を中心に猛威を振るったとてつもなく強い台風だった。最低気圧は925hpaであった。中国地方を抜けて東北地方にも達し、この台風は青森のリンゴ農園にも甚大な被害をもたらしたことから「リンゴ台風」とも呼ばれる。落ちないリンゴってのがあの時は流行りましたね。1個1000円くらいで受験生に人気だったと思う。その翌年か翌々年に起こったのは台風13号だったのだが、おそらく被害が西日本に限定されていたためかあまりよく知られてはいない。無論、19号にしろ13号にし別の年にも存在しているけど、日本では余程の台風にならないと殿堂入りみたいに気象庁が命名しないので、基本的には番号で覚えています。
その次にあげるとしたら、これは台風ではないけど東海豪雨ですな。あれはすごかった。当時(2000年)、名古屋に住んでいたのですが、仕事から帰るところに猛烈な豪雨に襲われた。車に乗っててワイパーを最強にしていてもまったく前が見えないなんていうのは、とても危険な状況であり、いつ事故を起こす(起こされる)かわからないわけで、その時は運良く事故ることもなかった。
ただ、増水によって道路と用水路の高さが同じになってて、運転してた車の片輪が一瞬落ちそうになったのは怖かった。雨だけで考えたら東海豪雨が一番すごいと思いましたね。1時間に降水量113mmとかですからね。新川の堤防が決壊して、あのときは名古屋も大変なことになってたなぁ。予報はしっかりとしていたのに、要するに住民のほうが雨をナメてた感じでした。
結局、台風や豪雨なんてものは人のほうがどれだけ警戒してるかによると思うんですよ。NHKお疲れ様です…。いや、台風情報ずっとやる気なのかな…。