ないものはーつくるしかないー

ちょっと前にオンエアされてたサッポロのCMではないですが、世の中に無いものはつくるしかないというのがエンジニア魂ですよ。事の発端は、引っ越した先に家具を詰め込んだのだけども、どうにも机が扱いづらいことが発覚し、程よいスペースに収まる机を探していたんです。170×40のスペースということだから、会議室の長机みたいなのが連想されますでしょうか。なかなか売ってないです。IKEAあたりで近いサイズで妥協しても良かったんだけど、それで後々納得するのかオレ的な気持ちが確かにあった。
良いサイズ、しかも出来れば集成材ではなく無垢材がいい。
無垢材にこだわるのは、我が家にはやけに無垢材ばかりの家具が置かれているからだ。
これは鳥栖時代に日本屈指の家具の都・大川市が近いこともあって、しこたま買出しに出かけていたからだ。うちにある家具というものは半ば宝物のようなものだ。その中でも特に無垢材の家具は素晴らしい。
当然ながら無垢材は手に入れにくいし、高い。寸法も狂いやすいという悪い癖がある。
しかしながら、私はある決断に至ったのだ。

「ないものはつくればいいじゃない」と

ビッグサムという近所のホームセンターで、いちおう木材コーナーがあって、けっこういい感じに品が揃っているのだが、集成材ならばすぐにでも作れるという状況。かろうじて、脚については良い感じのものがすぐに手に入った。ラバーウッドのこれは丸加工済みの無垢材。
しかしテーブルトップ選びは困難を極めた。集成材ですら、170×40を満たすものは限られたものしかない。まして日替わり且つ無作為に置かれている天然木コーナーにおいては雲をつかむようなものだった。天然木コーナーに理想的な木材が陳列されるのを今か今かと待っていた。その間、ビッグサムには5度に渡り足を運んだことになる。

そうすること5度目において、やっと理想的なサイズのものが現れた。170×40のスギ無垢材。厚みは30弱と絶妙である。乾は唸った。

とはいえ、そのまま使うわけにはいかないので、荒目と細目のサンドペーパーと塗料を買う。角になっているところが多いし、表面を仕上げないと使えないので(痛いので)仕上げる必要がある。保護と強度アップ、もちろん美観の為にも塗装をしっかりとやる。自然塗料で定評が高いアトム製である。色は落ち着いた色が良いからダークブラウンにした。余談だけど、屋外に置くような家具ならば明るい色がいいだろうね。マホガニーとかチークのような色はいつか使ってみたいと思う。

綿密に方眼紙でポンチ絵を描いて、ふたたび構想を練り、明日は早速塗りたくろうと思います。楽しみ。ってか、日曜は試験なんだが(笑)